定価9,743円(8,857円+税)
在庫:あり
本書は、人間言語の音韻体系を分析するための理論的な枠組みを整理・統合し、音韻論の音声学との部分的な統合により「極小主義音韻論」と命名する科学理論を提示する。本書は3部から成り、①自律分節音韻論、韻律音韻論、語彙音韻論、プロソディー音韻論、自然音韻論、基盤音韻論、調音音韻論の成果をまとめ、②言語の音韻過程を20数種類に類別・分析し、③Noam Chomskyのミニマリストプログラムを意識しつつRay Jackendoffの理論的な枠組みの中で音韻理論の極小化を試みている。
(平成15年度科学研究費補助金研究成果公開促進費・学術図書による)
盛岡大学文学部英米文学科教授。