いまでは出版は作家といわれる一部の人たちだけのものではなく、広く一般に開かれたものになりました。一方で、安易な出版物や出版サービスが増えてきているのも事実です。

こうした状況で、出版社には「質と個性」が問われています。弊社は、創立以来、社会科学や人文科学系の学術書を中心に、書籍を出版してまいりました。礎となる学術書は、正確性と整合性が求められます。私たちは培った編集力で完成度の高い本を作り続けています。

様々なメディアが現れては消えていく中で、紙に印刷された本が人々の知識や生活を豊かにする至高の担い手であることは、今も昔も変わりません。

日本のみならず世界の学術と研究をカタチある書籍にすることが、本文化への貢献となり、新たな知識の創造につながるものと信じ、これからも発信してまいります。