定価2,409円(2,190円+税)
在庫:あり
協働社会のまちづくりを、地域コミュニティ論やエコミュージアムという仕組みに立脚して論じられている。旧中心市街地・大学連携・島嶼といった生涯学習活動の具体事例をとおして、われわれ地域住民自らが地域を見つめ直す「気づき」(awakening)の視点を獲得していくことの重要性に迫り、とりわけ、新しい地域性集団としてNPO法人を位置づけ、ここで果たす役割と課題が検討されている。みずからNPO法人を立ち上げ活動している筆者の立場を活かし、理論と実践のフィードバックを試みた一冊。博士論文『多自然居住地域の形成とポスト・マスツーリズムの新展開―地域コミュニティ再生の視点から―』(2006年、鹿児島大学) に加筆・修正を加え刊行。
鹿児島大学・鹿児島国際大学非常勤講師、鹿児島大学生涯学習教育研究センターリサーチアドバイザー。専門は、人文地理学・環境教育論。NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごじま探検の会代表理事。