定価2,619円(2,381円+税)
在庫:あり
本書は、生物多様性の保全を始めとする持続可能性の確保が強く求められている現代の天然資源管理の世界において、最も重要な考え方となっている「エコシステム・マネージメント」の発展の経緯を育んだ米国の天然資源管理の歴史をたどりながら分析することによって、その社会哲学的な基礎概念と政治・経済的な文脈における意義や機能を明らかにしており、エコシステム・マネージメントに関わる実務家や研究者にとって必読の書になっている。
ワシントン大学(University of Washington)で政治学の学士号を取得。その後、アリゾナ大学(University of Arizona)で行政学の修士号(M.A.)と博士号(Ph.D.)を取得。米国農務省森林局の政策分析スタッフとしてワシントンDC、米国陸軍工兵隊(Corps of Engineers)水資源研究所の研究員としてバージニア州のフォート・ベルボアに短期的に駐在した以外は米国西部に拠点を置いている。1980年代には同じく短期的に郡の公選行政官のアシスタントとしても働いている。森林行政及び水資源行政の分野で数多くの論文を著述している。そして近年はエコシステム・マネージメントの制度的、政治的な側面について研究を続けている。アリゾナ大学(University of Arizona, Tucson, Arizona)の再生可能天然資源学部の教授、同大学の水資源研究センター所長、北アリゾナ大学(North Arizona University)の教授を歴任し、現在は退任してコートナー・アソシエイツ(Cortner & Associates)のPresidentである。
アリゾナ大学・ユダール公共政策大学院の主任研究員。マギル大学(McGill University)とアリゾナ大学で自然地理学と再生可能天然資源学の学士号を取得。学術的な研究とともに地域に根差した環境保全活動にも従事している。研究対象は天然資源管理への市民参加、地域に根差した環境保全活動、環境紛争とその解決法、協働的な土地管理などである。
東京大学農学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)天然資源学部でWildland Resource Scienceの修士号(M.S.)を取得。農林水産省入省の後、農林水産省国際専門官、建設省住宅生産課課長補佐、名古屋営林支局久々野営林署長、衆議院農林水産委員会調査員、環境省鳥獣保護業務室長、宮崎県林務部長、林野庁治山課長、林野庁森林技術総合研修所長を歴任。現在は日本製紙連合会常務理事である。
編著書:「野生生物保護管理ハンドブック」 日本林業調査会 2001年