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日本語論証文作成力を向上させるためのクリティカルシンキング
  • 仕様:A5判並製
  • 93ページ
  • ISBN978-4-88359-358-3
  • 発行日:2019/03/22

改訂

日本語論証文作成力を向上させるためのクリティカルシンキング

平柳 行雄

定価2,200円(本体2,000円+税)

在庫:あり

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概要

皆さんは、「日本語は十分話すことも書くこともできる」と考えておられるかもしれません。しかし、日本語で主張を話したり書いたりすることは、それほど容易ではありません。1つの理由は、主張を話すときでも、書きことばが必要になることもあるからです。高等学校までは感想文を書くことでよかったかもしれませんが、大学で書くのは論証文です。レポートや発表原稿は論証文です。この論証文作成には、演繹・帰納・アブダクションという推論の理解が必要で、この推論は「クリティカルシンキング」という分野で学べます。

目次

第1章 クリティカルシンキングとは
  • 第1節 演繹
    1. 隠された前提と「問い」
    2. つなぎの言葉
    3. 発話と推論
    4. 三段論法
    5. 演繹推論と帰納推論
    6. 必要条件と十分条件
    7. 逆・裏・対偶
    8. 対偶と背理法
    9. トゥルーミン・モデル
    10. 「議論」
    11. 矛盾関係と反対関係
    12. ド・モルガンの法則
  • 第2節 論証
    1. アブダクション(仮説的推論)
    2. 条件文の双条件解釈
    3. 仮説演繹法
第2章 『12人の怒れる男』から学ぶ
第3章 日本語論証文を分析する
    1. 日本語論証文作成に用いる立論と異論と反論
    2. 日本語論証文作成に用いるパラグラフ概念
    3. 日本語論証文の検証
  • あとがき
  • 問題の解答

著者紹介

平柳 行雄(ひらやなぎ ゆきお)

大阪人間科学大学特任教授。関西学院大学国際学部非常勤講師、大阪女学院非常勤講師も兼務。

※発行時の奥付より

装幀