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デザインマネジメント研究の潮流2010-2019
  • 仕様:A5判並製
  • 249ページ
  • ISBN978-4-88359-362-0
  • 発行日:2019/09/08

デザインマネジメント研究の潮流2010-2019

八重樫文・後藤智・安藤拓生

定価(本体2,000円+税)

在庫:あり

概要

2010年代のデザインマネジメント研究では、産業界からのデザイン思考やデザイン主導のイノベーションなどへの期待に応答しながら、新たな経営資源としてのデザインの戦略的活用実践のための様々な方法が議論され、新たな研究領域が開拓されてきた。本書では、この2010年代の10年間にデザインマネジメント研究が射程としてきた主要なテーマを振り返り、その内容を精緻に検討することから、2020年代という新たな10年への課題を展望する。

目次

  • はじめに 本書の目的と構成
第1部 デザインマネジメント研究の射程と展望
第1章 デザインマネジメント研究の射程:
 国際会議CADMC2013における研究の分析
  • 1.国際会議CADMC2013における研究の分析
    1. CADMC(Cambridge Academic Design Management Conference)
    2. CADMC2013における論文のキーワード分析
    3. 新製品開発(NPD)を対象とした研究領域
    4. サービスデザインを対象とした研究領域
    5. 戦略的デザインを対象とした研究領域
  • 2.デザインマネジメント研究の射程と課題
    1. 新製品開発(NPD)を対象とした研究領域における考察
    2. サービスデザインを対象とした研究領域における考察
    3. 戦略的デザインを対象とした研究領域における考察
    4. デザインマネジメント研究における今後の課題
  • 注釈
  • 参考文献
  • 付録 キーワードのネットワーク図
第2章 デザインマネジメント研究の展望:
 国際会議DMA2017における研究の分析
  • 1.国際会議DMA2017における研究の分析
    1. DMA(Design Management Academy)
    2. DMA2017における論文のキーワード分析
    3. デザインエデュケーションを対象とした研究領域
    4. サービスデザインを対象にした研究領域
    5. 戦略的デザインを対象とした研究領域
  • 2.デザインマネジメント研究の展望
    1. デザインエデュケーションを対象にした研究領域における考察
    2. サービスデザインを対象にした研究領域における考察
    3. 戦略的デザインを対象とした研究領域における考
  • 注釈
  • 参考文献
  • 付録 キーワードのネットワーク図
第2部 デザインマネジメント研究の課題
第3章 「デザイン思考」と「デザインシンキング」研究における課題
  • 1.「デザイン思考」と「デザインシンキング」
    1. 日本のビジネスにおける課題
    2. 「デザイン思考」と「デザインシンキング」
    3. デザイン対象の遷移
  • 2.Design Studies 誌におけるデザインシンキング研究に関する議論
    1. デザインシンキング研究の焦点
    2. デザインシンキング研究に関する議論の整理
  • 2.デザインシンキング研究における課題の考察
    1. デザイナーによる意味解釈と社会構造の再生産に関する「理論」
    2. デザイナーによる意味解釈と社会構造の再生産に関する「実践プロセス」
    3. デザインシンキング研究における今後の課題
  • 注釈
  • 参考文献
第4章 意味のイノベーション/デザイン・ドリブン・イノベーション研究における課題
  • 1.ビジネスにおけるデザインの考え方の進化
  • 2.「デザイン・ドリブン・イノベーション」と「意味のイノベーション」
    1. デザイン・ドリブン・イノベーション
    2. 意味のイノベーション
  • 3.意味のイノベーション/デザイン・ドリブン・イノベーション研究の動向
    1. Kembaren et al. (2014) “Design Driven Innovation Practices in Design-preneur led Creative industry.”
    2. Goto (2017) “Technology epiphany and an integrated product and service.”
    3. Bellini et al. (2017) “Design-Driven Innovation in Retailing: An Empirical Examination of New Services in Car Dealership.”
    4. Trabucchi et al. (2017)“Interplay between technology and meaning: How music majors reacted?”
    5. Dell'Era et al. (2018) “Designing radical innovations of meanings for society: Envisioning new scenarios for smart mobility.”
    6. Jepsen et al. (2013) “The contributions of interpreters to the development of radical innovations of meanings: the role of ‘Pioneering Projects’ in the sustainable buildings industry.”
  • 4.意味のイノベーション/デザイン・ドリブン・イノベーション研究の今後の課題
  • 参考文献
第5章 デザイン態度研究における課題
  • 1.デザイン態度の概念
    1. デザイン態度とは
    2. Boland and Collopy(2004)におけるデザイン態度
  • 2.意思決定としてのデザイン態度
    1. サイモンの意思決定論とデザイン科学
    2. 問題解決とデザイン理論
    3. デザイナーの思考の特徴
  • 3.デザイン態度研究の展開
    1. Michlewski(2008, 2015)におけるデザイン態度
    2. Michlewski(2015)のデザイン態度の特徴的要素
    3. プロフェッショナルの文化としてのデザイン態度
  • 4.デザイン態度研究における今後の課題
  • 注釈
  • 参考文献
第6章 アーティスティック・インターベンション研究における課題
  • 1.アーティスティック・インターベンション研究の現状
    1. アーティスティック・インターベンションとは
    2. 「デザイン思考」の批判的検討
  • 2.アーティスティック・インターベンション研究の動向
    1. Berthoin Antal (2012) “Artistic Intervention Residencies and Their Intermediaries: A Comparative Analysis.”
    2. Skoldberg and Woodilla (2014) “Mind the Gap! Strategies for Bridging Artists and Organizations innArtistic Interventions.”
    3. Haselwanter (2014) “Innovation Through Dumpster Diving?”
    4. Soila-Wadman and Haselwanter (2013) “Designing and Managing the Space for Creativity. Artistic Interventions for Strategic Development of an Organization in Resisting Environment.”
  • 3.アーティスティック・インターベンション研究における今後の課題
  • 注釈
  • 参考文献
第3部 デザインマネジメント研究の国際動向
第7章 イタリアにおけるデザインマネジメント研究の動向
  • 1.イタリアのデザインマネジメント研究に着目する意義
    1. イタリアにおけるデザイン
    2. イタリアにおけるデザインマネジメント研究
  • 2.イタリアのデザインマネジメント研究の特徴と動向
    1. 新製品開発を対象とした研究領域
    2. サービスデザインを対象とした研究領域
    3. 戦略的デザインを対象とした研究領域
  • 3.イタリアにおけるデザインマネジメント研究の動向から見える課題
  • 注釈
  • 参考文献
第8章 イタリアにおけるデザインマネジメント研究の理論
  • 1.デザインの原理からデザインマネジメントへ
    1. デザインの原理
    2. デザインの思考法
    3. イタリアのデザイン理論
    4. イタリアのデザインマネジメント
  • 2.RACEモデルの検討
    1. 空間全体(場)の刷新・更新のためのRACEモデル
    2. RACEモデルとデザインシンキング
    3. Haselwanter (2014) “Innovation Through Dumpster Diving?”
    4. RACEモデルとPSS研究
  • 3.イタリアにおけるデザインマネジメント研究の理論から見える課題
  • 注釈
  • 参考文献
  • 初出一覧

編著者紹介

八重樫文(やえがし かざる)

立命館大学経営学部教授、立命館大学DMLチーフプロデューサー

後藤智(ごとう さとる)

立命館大学経営学部准教授、立命館大学DMLディレクター

安藤拓生(あんどう たくお)

東洋学園大学現代経営学部専任講師、立命館大学DMLリサーチャー

※発行時の奥付より

著者紹介

  • 立命館大学DML(Design Management Lab)
  • 八重樫文(DMLチーフプロデューサー、立命館大学経営学部教授)
  • 後藤智(DMLディレクター、立命館大学経営学部准教授)
  • 安藤拓生(DMLリサーチャー、東洋学園大学現代経営学部専任講師)
  • 小山太郎(DMLリサーチャー、中部大学研究推進機構専任講師)
  • 牧野耀(DMLリサーチャー、金沢星稜大学経済学部助教)
  • 増田智香(DMLリサーチャー、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程)
※発行時の奥付より

装幀