定価2,750円(本体2,500円+税)
在庫:あり
本書第1部は、明治32年(1899年)の旧著作権法審議録である。(著作権法がなく、ベルヌ条約に加盟してない)支那の臣民が、著作物を作成、日本で第一発行した場合、保護しなくてもよいのでないか、と木下広次(京大総長)が発言した。これは採用されず、日本で初めて発行すれば、どの国民の著作物でも保護することになった(28条)。第2部では、貴族院議員の略歴、貴族院の議長と書記官長の不仲説を紹介する。第3部は、旧著作権法案を作成し、政府答弁に当たった水野錬太郎の後半生を描く。
京大法卒、旧文部省に27年間間勤務、文化庁著作権課課長補佐、著作権調査官等を経て1988年から22年間、久留米大学法学部教授。現在、久留米大学名誉教授。株式会社インタークロスIT企業法務研究所客員研究員(〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目17-17 アイオス永田町717号室)。公益社団法人国際日本語普及協会理事。
ファイルサイズ 71KB:[ダウンロード]