定価2,750円(本体2,500円+税)
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お金とは不思議なものです。苦労をして得たお金はなかなか遣いづらいものですが、あぶく銭で手に入れたお金は簡単に無駄遣いをしてしまいます。また、マイホームの頭金として、低金利の預金をしている人が、高金利のマイカーのローンを組んでいたりします。本書では、このような矛盾する「感情の勘定」の理由を明らかにしています。
また、不景気な時代にはなかなかものが売れませんが、ものを売るテクニックとして、本書のような経済学に心理学を取り入れた行動経済学はとても役立ちます。「アンカリング効果」「おとり効果」「同調効果」などの様々なテクニックを紹介しており、マーケティングにも生かすことができます。行動経済学の基礎を楽しみながら学ぶことができる一冊となっています。
駿河台大学経済経営学部教授。韓国延世大学校経営大学客員教授(2013年8月~2014年3月)、博士(会計学・中央大学)